米国高配当ETF 毎月配当のQYLDに投資するべきか?

米国高配当ETF QYLDに投資するべきか? 高配当株投資
スポンサーリンク

昨日YouTubeを見ながら、我が家と同じくらいの投資元本で既にFIREを達成している方の動画を見て、だんなと米国高配当ETFであるQYLDについて、話をしました。

QYLDは、何と配当利回りが驚異の13%で、毎月配当です。

私も380万円程度購入していて、2023年中に受け取った分配金の総額は、税引後で2,345.95ドル(1ドル140円で換算すると30万円を超えています。)です。

配当利回りが13%、しかも毎月分配金が入金されるのは、超嬉しいんですが、だんなの考えも聞いてみましょう。

QYLDを楽天証券や、SBI証券で買う場合の画面遷移などについての解説は、毎月配当の米国ETF_QYLDの買い方 | 配当金生活 (kabudefire.online)をご覧ください。

なお、QYLDや、JEPI、TLTなどの毎月分配型のETFは残念ながら新NISAで購入することは出来ません

スポンサーリンク

配当利回り驚異の13%QYLDはどうなの?

ウメまま
ウメまま

ねえねえ、このYouTuberさん、お子さんもいるのに投資総額5000万円でFIREしてるそうよ。

分配金も税引後で300万近いんだけど、投資金額は同じくらいなのに、うちよりだいぶ配当金が多いのはなぜかしら?

だんな
だんな

このYouTuberさんは、投資資金の30%近く、約1,500万円を米国の高配当ETF QYLDに投資をしているぞ。

QYLDは、NASDAQ100銘柄のオプション取引の手数料(プレミアム)で分配金を出しているETF(QYLDが行っている運用方法についての解説は、こちらをご覧ください→米国高配当ETF 毎月配当のQYLDに約380万円投資した感想 | 配当金生活 (kabudefire.online))で、利回りはだいたい税引前で13%となっているぞ。
税引き後だとおおよそ13%×0.7(米国で10%、日本で20.315%の税金が引かれるため)=9.1%の利回りだな。

このYouTuberさんの場合、1500万円をQYLDに投資しているので、QYLDからだけで、年間1500万円×9%=135万円の分配金があるという計算になるぞ。

 

 

ウメまま
ウメまま

凄いじゃない!!

うちはもっと、そうね~、5000万円全額をQYLDに投資をすれば、毎年400万円くらい分配金が入ってくるんでしょ?

そうした方が得なんじゃない?

それなら、すぐにFIRE出来るじゃない。

あなたもう、働きたく無いんでしょ?

だんな
だんな

うっ。。。

は、働きたくはないぞ。。。

 

確かに、投資額に応じた分配金を得ることは可能だぞ。

ただ、QYLDはオプションの権利の売買で利益を得ているETFなので、チャートを見ても分かるけど、NASDAQ100の下落局面では、NASDAQ100より下落はマイルドになるけど、上昇局面ではNASDAQ100に連動するETFより、株価は上がらない仕組みになっているぞ。

おいらは、投資元本を増やして、右肩上がりの人生を送りたいから、まだQYLDに大金を投資する段階じゃないと思っているぞ。

 

70代くらいになって、今と同じ程度の投資資金しかなかったり、すぐにFIREしたくなったら、QYLDに資金を大量投入してもいいと思うけど、まだ毎月の給与で生活費は稼げているから、その段階じゃないかな~と思ってるぞ。

 

 

ウメまま
ウメまま

なんか、、、良く解らないわ?

QYLDに投資すれば、5000万が、年9%づつ増えるんじゃないの?

それならその方がお得で気楽じゃない?

だんな
だんな

QYLDのチャートを見てみるとわかるけど、だいたい24ドルくらいから18ドルくらいを行ったり来たりって感じだぞ。

もし、24ドルで買った場合、18ドルに値下がりをしたら、6ドルの含み損を抱えることになるから、25%程度元本は減ることになるぞ。

それを分配金で取り返すには、13%の利回りで考えても、税引後で3年弱はかかる計算だぞ。

 

一方で利回り3%程度の高配当ETFのVYMの場合、10年前は元本が50ドル程度だったのが、最近は100ドル程度だぞ。

 

つまり10年で倍になっているので、元本だけで利回り約10%ということだぞ、そのうえに分配金も3%程度もらえていることになるぞ。

つまり、長期的に見た場合はVYMの方が投資元本全体を増やせると思うぞ。

 

ということで、働いているうちは、QYLDは少し買ってお小遣いを貰う程度にしておいて、元本も右肩上がりの銘柄に投資をする方が、資産全体としては増えると思うぞ。

 

ただ、早めにFIREしたいという人は、3,000万円程度をQYLDに投資すれば270万円程度の分配金が年間で得られるので、月当たり20万以上の分配金が貰える計算になるぞ。

そういう方は、QYLDへの投資も選択肢に入れておくのも良いと思うぞ。

 

もし現金の場合、3,000万円から270万円を毎年引き出していくと、元本は11年ほどで無くなってしまうけど、QYLDに投資をして分配金を受け取り続けても、元金がゼロになることはないと思うぞ。

QYLD10年チャート(楽天証券より引用)

VYM10年チャート(楽天証券より引用)

ウメまま
ウメまま

なるほどね。

じゃあ、私たちがもう完全にFIREを見据えた時や、少し歳を取って、元本が増えてなかったらQYLDにより多くのお金を投資をすることも検討してみればいいわね。

他には、どんな人にならQYLDをお勧めできるかしら?

 

 

だんな
だんな

そうだな。

 

例えば、数百万円の余裕資金で毎月のお小遣いが欲しい。

手元に置いておくとお金を使ってしまう。

なんて人にも、お勧めできるかもしれないぞ。

投資によって得た配当金や分配金を自由にお小遣いとして使ても、元本は現金を使うようには減らないからな。

元本自体を使ってしまうと、お金に働いてもらうことは出来なくなっちゃうからな~。

 

個人的には元本の増加を見込めるVYMやHDV、SPYDへの投資を勧めるけど、四半期ごとの年3%程度の配当金じゃ足りない!!

どーしても、毎月の配当金でお小遣いが欲しい!!

というなら、QYLDもありかもしれないぞ。

ウメまま
ウメまま

そうよね。

元本を減らしたら、代わりに働いてくれるお金が無くなっちゃうから、その考えは重要よね。

 

それに、考え方は人それぞれだし、毎月QYLDからもらえる分配金は、実際にうれしいわよ。

あら、、、やっぱり買い増そうかしら(笑)。

参考に我が家がQYLDからこれまで頂いた分配金はこんな感じです。
380万円程度の投資資金で、税引前5,838.65ドル、税引後で4,187.66ドルです。
1ドル150円で換算すると税引後628,149円の分配金を受けとりました。
実際に1年を超えてQYLDで運用してみた感想としては、毎月の分配金は非常に魅力的で、自分がFIREをする場合の投資先の一つに成り得るなと感じています。
最近類似のETFであるJEPIを購入しましたが、総合的にはQYLDより優位に思えるので、どちらも保有していくか、JEPIに徐々に切り替えるか検討中です。
qyldからこれまで受け取った分配金_楽天証券より

qyldからこれまで受け取った分配金_楽天証券より

スポンサーリンク

米国高配当ETF 毎月配当のQYLDに投資するべきか?まとめ

・QYLDは、高配当ETFだが、そもそも、その運用方法により、上昇局面で元本の増加はオプション取引をしているNASDAQ100には全く及ばない。
・我が家の場合は、現時点では元本の増加も目指しているため、投資資金の大部分を投入するべき銘柄ではないと考えている。
・年金生活になって、元本をある程度維持しつつ毎月配当が欲しい場合は、投資割合を増やすのもありかも。
・早めにFIREしたい人や、毎月ある程度の分配金が欲しいという方には、おすすめできるかも。

以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました